ブラックボブがゆく

なんちゃってライダーのオヤジ日記

エス・コヤマのチョコレート

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小山ロールで有名な、三田のエス・コヤマへ行って来た。小山ロールに興味があったからではなく、1500坪の敷地に8つのお菓子工房があるというのに惹かれたのだ。広い敷地にカフェが点在していて、いろんなお菓子を食べながらお茶ができる…というようなイメージで勝手に抱いていたのだ。

中国自動車道・神戸三田から10分程度。わが家から50kmほどのあっけないツーリング。 閑静な住宅街の中にあるエス・コヤマに向かって、続々と人々がやってくる。こ、こ、混んでいるではないか!きっと旨いもんがいっぱいあるのだろう、と期待が高まる。行き交う人々はみな、お菓子がいっぱいはいったであろう紙袋を両手に抱えている。数年前の堂島ロールを思い出す。そういや、並ぶのがイヤで堂島ホテルで買いましたな〜。長蛇のモンシュッシュと堂島ホテルのロールケーキはまったく同じものだったから。あのブーム、どこにいったのでしょう。

しかし、コヤマブームは健在だった。メインの工房に行くと、な、な、並んでいる。しかもものすご〜く並んでいる。どうもみなお茶なぞしていないようだ。ただ、ロールケーキを買うためだけに並んでいるのだ。一応、最後尾につけるがすぐにイヤになる。ママちゃんの顔色を伺いながら、おそるおそる「やめようか?」と切り出すと、意外にもママちゃんはロールケーキに興味がなさそう。それよりもチョコレート工房に行きたいと言う。さすがは天下の専業主婦。お昼のワイドショーできっちり情報をゲットしとったみたい。

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で、向かったチョコレート工房は、木の扉を固く閉ざし、すげ〜入りにくい雰囲気を醸し出している。出入りする人が誰もおらん。中はまったく見えず、ドラキュラが出てくやもしれん。ギィ〜。中は薄暗い。ひんやりする。要は温度管理がきっちりされとるだけのことだが(笑)

ショーケースには、宝石のようなチョコレートが並ぶ。僕は定番のショコラと醤油味なる不気味なチョコを選択。1センチ角ほどの大きさで1個230円。ごっつう高い。ゴディバよりも高い。ママちゃんはカヌレを注文。こちらは1個220円。チョコケーキみたいで超うまそ〜。もちろん僕も追加。工房前のベンチでパクつく。旨い!ごっつ旨い!もう1個喰いたい!と思ったとき、マカロン工房が飛び込んできた。化粧品みたいな売り場だが、誰も客は誰も出入りしとらん。すいとる。ショコラとカシスを1個づつ。ひと口でパクッと。旨い!旨すぎる!あ〜幸せ。

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人々は、なぜにこんな旨いもんを買わなくて、長蛇の列の小山ロールを求めるのか。しかもお家にもって帰って食べるのだろう。なんとお行儀のいいことか。

残念なことに、ここにはカフェなるものが1つしかない。しかも10テーブルもないくらいの小さなもの。さらに、コーヒーすら売っていない。う、う、う。喉乾いた!